日本の水

「湯水のごとく」と言われるように、砂漠の住人からは想像できないほど、
日本は水資源に恵まれた国です。
それは、豊かな森に降った雨が、地下水となってゆっくりと涌出てきたおかげでした。
しかし、近代になって保水性の高い天然林を人工林にした上、材木価格の暴落によって、
人工林の手入れが行きとどかない状態になり、保水効果が失われています。

そのため、大雨が降れば洪水に、雨が降らなければ渇水になり、
以前ほど安定的に水を手に入れることが年々困難になりつつあります。
もっぱら地下水にたよっている海外では、水資源の枯渇という危機がひたひたと押し
寄せているとも言われています。

水に恵まれた日本にも、このままでは、水資源の枯渇という事態がこないとも限りません。
人工林を天然林にするには300年もかかるといわれています。
天然林の保護と同時に、人工林の手入れも林業家まかせにするのではなく、国家プロジェクトとして水資源を確保する必要があるのではないでしょうか。

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